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医療脱毛のベストな照射間隔は?部位別の照射頻度や必要な回数を解説!

2025.12.16

医療脱毛の照射間隔について詳しく知りたい方は多いことでしょう。
出力の高いレーザー脱毛器を使用する医療脱毛は高い効果が得られるため人気です。
とはいえ、医療脱毛の効果的な照射間隔や回数などについて詳しくはわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では医療脱毛の照射間隔について詳しく解説します
部位別のベストな照射頻度や必要な回数のほか、脱毛効果を最大限に得る方法や注意点もまとめました。
医療脱毛を検討中の方はぜひ参考にしてください。

医療脱毛の照射間隔は1か月〜3か月は空けるべき

医療脱毛の照射間隔は、1か月~3か月に1回が推奨されています。
一般的に5回~6回の照射で自己処理が楽になると感じる方が多く、脱毛完了の目安は1年~1年半程度です。
ただし、効果を感じるまでの回数は脱毛をおこなう部位により異なるほか、肌の状態、毛質、毛量などの影響も受けます
また、推奨する照射間隔はクリニックによっても異なります。
まずはカウンセリング時に自身に合う照射間隔を確認しましょう。

医療脱毛で照射間隔を空けるべき理由

ここでは、医療脱毛で照射間隔を空けるべき2つの理由について解説します。

医療脱毛で照射間隔を空けるべき理由

医療脱毛で照射間隔を空けるべき理由の1つ目は、毛周期にあわせて施術をおこなうためです。
医療脱毛は、毛を黒く色づけるメラニン色素に反応する高出力のレーザーを照射する脱毛方法です。
レーザー照射で発生した熱により毛乳頭、バルジ領域にダメージを与えて発毛組織を破壊し、永久脱毛を目指します
レーザーはメラニン組織のみに反応するため、基本的に肌に大きなダメージを与えず脱毛が可能です。
医療レーザーはメラニン色素が濃い毛に反応するため、確実に効果を得るためには毛周期にあわせて施術をおこなうことが重要です。
毛周期とは毛の生え変わる周期のことで、次の4つから構成されています。

  • ・成長初期:新しい毛が発生しているが毛穴からは出ていない時期
  • ・成長後期:毛細血管から毛乳頭に栄養が供給されて毛が成長する時期
  • ・後退期:毛根が押し上げられ毛乳頭から離れる時期
  • ・休止期:毛が押し出されて自然に抜ける時期

メラニン色素は成長初期や成長後期に多くなり医療レーザー脱毛の効果を得られやすくなります。
いっぽう、メラニン色素が薄くなり毛根と毛乳頭が離れている後退期や休止期は、レーザーを照射してもほぼ効果がありません
身体の部位により異なりますが、一般的にすべての毛を成長期のタイミングで照射するための間隔が1か月~3か月といわれています。
また、成長期の毛は全体の約20%といわれているため、すべての毛を照射するためには5回~6回の照射が必要です。

肌に悪影響が出るのを防ぐ

医療脱毛で照射間隔を空けるべき理由の2つ目は、肌に悪影響が出るのを防ぐためです。
医療レーザー脱毛は、出力の高いレーザーの照射により熱ダメージを与えて脱毛をおこないます
機器の発達により肌への負担は最小限に抑えられているとはいえゼロではありません。
正しく間隔を空けて照射しなければ、赤みや炎症などの悪影響が出る可能性が高くなります。
照射部位により理想とされる間隔は異なりますが、一般的に1か月~3か月程度といわれています。

部位別の医療脱毛レーザーの照射間隔と回数

次に、部位別の医療脱毛レーザーの照射間隔や回数、完了までの期間の目安を解説します。

全身

全身脱毛の照射間隔の目安は、2か月~3か月に1回です。
前述のとおり脱毛効果が得られる成長期の毛は全体の約20%であるため、5回~6回の照射で効果を実感するケースが多いです。
2か月~3か月のペースで照射をおこなう場合、約10か月~1年半で脱毛が完了します。

VIO

VIO脱毛の照射間隔の目安は、2か月~3か月に1回です。
ただし、VIO脱毛の照射回数は希望するデザインや毛の量、範囲により異なります
たとえば、すべての毛を脱毛する場合は10回程度、少し毛を残したいのなら8回程度です。
また、VIOはほかの部位に比べて毛の量が多く太いため照射回数が増える傾向です。
一般的にVIO脱毛の脱毛完了までの期間の目安は、1年半~2年程度といわれています。
VIO脱毛を検討している方は、脱毛完了させたい時期から逆算して早めにはじめることが大切です。

顔脱毛の照射間隔の目安は、1か月~2か月に1回です。
顔はメラニン色素の薄い毛が多く生えているため他の部位に比べてレーザーが反応しにくい傾向です。
そのため顔脱毛に必要な照射回数の目安は8回~10回程度で、他の部位よりも多くなります
効果の目安は、5回程度の照射で自己処理が楽になり、10回照射をおこなえばツルツルになるイメージです。
顔脱毛完了までの期間の目安は、1年~1年半といわれています。
なお、自己処理が楽になる程度を目指すのなら10か月が目安です。

ひげ

ひげ脱毛の照射間隔の目安は、1か月~2か月に1回です。
ひげは他の部位に比べて毛根が深くレーザーが届きにくいため、1回の照射で得られる効果が小さい傾向です。
どのくらいの状態を目指すかにより必要な照射回数が異なりますが、目安は5回~8回といわれています
効果の目安は、3回程度の照射で青ひげが薄くなり、5回程度の照射で自己処理が楽になるイメージです。
ひげ剃りが不要のツルツルな肌を目指すのなら、8回程度の照射が必要です。
ひげの量は個人差があり、髭脱毛完了までの期間の目安も半年~2年半と幅が大きくなります。

脇脱毛の照射間隔の目安は、2か月~3か月に1回です。
5回~6回の照射で自己処理が楽になり、8回程度照射すればツルツルになる方が多いといわれています
とはいえ、個人差があるため8回以上の施術が必要な場合もあります。
脇脱毛完了までの期間の目安は、1年~2年程度です。

腕・脚

腕や脚の脱毛の場合、照射間隔の目安は2か月〜3か月に1回です。
腕や脚の毛は他の部位に比べて毛の色素が濃く、レーザーが反応しやすいため効果を得られやすい特徴があります
個人差はありますが、3回程度で減毛を実感、5回程度で自己処理が楽になり、8回程度でツルツルになるイメージです。
効果を得られやすい腕や脚の脱毛は、完了までの期間の目安も短い傾向にあり、半年~1年程度といわれています。

医療脱毛でベストな間隔で照射しなかった際の影響

つづいて、医療脱毛の照射間隔がベストな間隔よりも短い場合や長い場合、どのような影響があるのかを解説します。

照射間隔を空けずにやった場合

医療脱毛を適切な間隔を空けずにおこなった場合は、照射回数が増えたり肌への悪影響が出たりする可能性があります。
「医療脱毛で照射間隔を空けるべき理由」の中で解説したとおり、照射は毛周期にあわせておこなうことが大切です。
間隔を狭めても1回の照射で得られる脱毛効果が小さくなるため、結果として予定よりも照射回数が多く必要になります
また、医療レーザー照射後の肌は乾燥しやすく敏感な状態です。
肌状態が回復しないまま再びレーザーを照射すれば、火傷や炎症などのリスクが高まり肌への悪影響が出る恐れもあります。

照射間隔が空きすぎてしまった場合

医療脱毛の照射間隔がベストといわれる間隔よりも空きすぎた場合、脱毛完了までの期間が長くなります。
基本的に照射間隔が空きすぎても毎回の照射効果に大きな影響はないといわれています。
必要な脱毛回数は変わらないため、照射間隔が空きすぎれば脱毛完了までの期間がそのぶん延びるイメージです。
ただし、間隔が空きすぎた場合は、次の施術時に本来成長期にあるべき毛が休止期や退行期に入っている可能性があります。
休止期や退行期の毛に照射しても脱毛効果が得られないため、結果的に脱毛回数が増える恐れがあります。

医療脱毛の効果を最大化する最適な開始タイミング

医療脱毛の効果を最大化するためには、照射間隔のみでなく開始するタイミングも重要です。
ここでは、医療脱毛の効果を最大化するために最適な脱毛開始のタイミングについて解説します。

医療脱毛の開始は夏終わりがおすすめ

医療脱毛の効果を最大化するためには、夏終わりに脱毛を開始しましょう。
医療脱毛は毛周期にあわせておこなう必要があるため、脱毛完了までにはある程度の期間が必要です。
夏終わりに脱毛を開始すれば、1年後の夏に向けて計画的に施術を進めることができます。
また、紫外線による肌ダメージは医療脱毛の大敵です。
夏終わりに脱毛を開始すれば、紫外線の弱い時期に肌を守りながら脱毛を進めることができることもメリットです。

春や夏に医療脱毛を行うときは日焼けに注意

医療脱毛の効果を最大化したいのなら、春や夏は日焼けに注意をしましょう。
日焼けにより肌が黒くなると、レーザーが毛のみでなく肌にも反応して火傷などが起こる恐れがあります
また、日焼けの具合によっては、施術を受けられないケースもあるため注意が必要です。

医療脱毛の効果を最大限に得るためのコツ

ここでは、医療脱毛の効果を最大に得るための3つのコツを紹介します。

自己処理は電動シェーバーを使用する

医療脱毛の効果を最大限に得るためには、自己処理は電動シェーバーを使用しましょう。
自己処理法には、毛抜きやブラジリアンワックス、シェーバー、カミソリなどさまざまな方法があります。
自己処理では、毛抜きやブラジリアンワックスのように毛根ごと抜き取る方法は避けましょう。
毛根が失われるとレーザーが反応せず、毛根組織を破壊できないため脱毛効果を得られません。
また、毛抜きやブラジリアンワックスは毛穴に大きな負担をかけるため、炎症やかぶれなどの肌トラブルが生じやすくなります。
肌トラブルが起これば、症状により脱毛の施術が受けられなくなる可能性もあります。
効率的に脱毛の施術を受けるためには、電動シェーバーで自己処理をおこなうことが大切です。
とくに電動シェーバーは肌に直接刃があたらず肌を傷つけにくいためおすすめです。

日焼け対策や保湿などの肌ケアを徹底する

医療脱毛の効果を最大限に得るためには、日焼け対策や保湿などの肌ケアを徹底しましょう。
日焼けをした肌はメラニンが増えた状態なため、レーザーが毛のみでなく肌にも反応する可能性があります
レーザーが肌に反応すれば、レーザーの光が毛根まで届きにくくなり脱毛効果も得られづらくなります。
また、日焼けをしていると火傷を起こす可能性が高まります。
紫外線は3月頃から徐々に強くなり5月にピークを迎えるといわれています。
日焼け対策は1年を通じておこなう必要がありますが、とくに5月付近は念入りにおこないましょう。
そして、脱毛期間中は保湿などの肌ケアをおこなうことも重要です。
医療レーザー照射後の肌は一時的に乾燥し、バリア機能が低下しているため肌トラブルが起こりやすい状態です。
肌トラブルが起これば、施術が受けられなくなる可能性があるため、いつもよりも念入りに肌ケアをおこないましょう。
十分な脱毛効果を得るためにも、うるおいのある肌を保つことが大切です。
化粧水で肌にうるおいを与え、乳液、クリームなどで水分の蒸発を防ぎましょう。

予約の取りやすいクリニックを選ぶ

医療脱毛の効果を最大限に得るためには、予約の取りやすいクリニックを選びましょう。
医療脱毛は毛周期にあわせて施術を受けることが大切です。
予約が取りにくいクリニックの場合、毛周期にあわせて予約がとれなくなり効果が得られにくくなる可能性があります
効果的な医療脱毛のためには、予約の取りやすいクリニックを選ぶことが大切です。
また、予約の取りやすい時期に脱毛を開始することもおすすめです。
一般的に医療脱毛は露出が増える6月~9月に予約が増え、10月以降は予約が取りやすいといわれています。
ただし、クリニックごとに予約の取りやすい時期は異なるため、事前のカウンセリングや口コミで確認しておきましょう。

医療脱毛施術を避けた方がよいケース

医療脱毛は、さまざまな理由から施術を受けない方がよいケースがあります。
ここでは、医療脱毛施術を避けた方がよい主な4つのケースを解説します。

肌トラブルが起きている

医療脱毛施術を避けた方がよいケースの1つ目は、肌トラブルが起きている場合です。
医療脱毛の施術の際は、ムダ毛のみでなく毛穴や肌にも刺激が加わります。
肌トラブルが起きているところに刺激が加われば、状態が悪化する恐れがあるため危険です。

日焼けをしている

医療脱毛施術を避けた方がよいケースの2つ目は、日焼けをしている場合です。
医療脱毛レーザーは、メラニン色素に反応します。
日焼けにより肌にメラニン色素が増えれば、レーザーが毛だけでなく肌にも過剰に反応して強い痛みや火傷が起こる可能性があり危険です。

途中で通うことが困難になる可能性がある

医療脱毛施術を避けた方がよいケースの3つ目は、途中で通うことが困難になる可能性がある場合です。
医療脱毛は1回で完了するものではなく、部位により短くても半年、長ければ2年以上通う必要があります。
また、効果的な脱毛をおこなうためには毛周期にあわせて通うことが大切です。
途中で通うことができなくなれば、脱毛効果を実感しないままで終わる可能性が高くなります。
さらに、途中解約した場合、条件により返金可能なケースであっても手数料などが引かれて損になります

医療脱毛の照射間隔に関するよくある質問

最後に、医療脱毛の照射間隔に関するよくある質問をまとめました。

間隔を空けているのに効果が出ないのはなぜですか?

ベストな間隔で照射しているのに効果が出ない方は、自己処理の仕方に問題がある可能性が高いです。
ムダ毛を毛根から抜き取れば、レーザーが反応せず毛根組織を破壊できないため効果が得られません。
毛抜きやブラジリアンワックスなど、毛根ごと抜き取る方法での自己処理は避けましょう。
また、カミソリなどで肌表面が傷つくと、傷ついた肌表面が再生する際に毛穴をふさぐことがあります。
ふさがれた毛穴の中でムダ毛が成長した場合、薄い皮膚の中に毛が埋まった状態の埋没毛になります。
埋没毛にレーザーをあてても効果が得られにくいため、埋没毛が多い方は効果が感じられません。
肌表面を傷つけないためにも、自己処理は電動シェーバーを使用しましょう。

クリニックによって照射間隔が異なるのはなぜですか?

クリニックによって照射間隔が異なるのは、導入している脱毛器の違いです。
医療レーザー脱毛器は大きく分けて2種類あります。
医療レーザー脱毛器の種類と特徴は、次のとおりです。

種類 蓄熱式脱毛器 熱破壊式脱毛器
特徴 ・毛根にあるバルジ領域(毛の生成を促す司令塔)を破壊
・産毛にも効果的
・肌への負担が少ない
・痛みを感じにくい
・脱毛効果はゆるやかに実感されるが最終の効果は熱破壊と同様
・永久脱毛が可能
・高出力のレーザーを照射
・発毛組織(毛乳頭や毛母細胞)を破壊
・短期間で脱毛効果が実感
・脱毛効果が実感しやすい
・メラニン色素が薄い毛(産毛)は苦手
・永久脱毛が可能

熱破壊式脱毛器の場合は、レーザーの出力が高く肌への負担が大きいため、2か月以上間隔を空ける必要があります。
いっぽう、蓄熱式脱毛器の場合はレーザーの出力が低いため、熱破壊式と比較すると肌の負担は少ないと言えます。
ただし、脱毛基本的に毛周期にあわせて照射をおこなうことが大切なため、間隔が短すぎれば無駄打ちになる可能性があります。

剛毛な方の医療脱毛に必要な回数や完了目安期間はどのくらいですか?

剛毛な方は、医療脱毛が完了までにかかる回数が通常よりも2回~3回程度多く必要です。
個人差はありますが、通常の方の場合は5回~6回の照射で自己処理が楽になるため、7回~9回が目安です。
また、照射間隔は1か月~3か月に1回が推奨されているため、脱毛完了の目安は1年半~2年程度になります。

まとめ

本記事では医療脱毛の照射間隔について、脱毛効果を最大限に得る方法や注意点と併せて詳しく解説しました。
医療脱毛の効果を得るためには成長期の毛にレーザーを照射する必要があり、毛周期にあわせて施術を受けることが大切です。
毛周期は部位により異なるほか個人差もあるため、適切な照射間隔をカウンセリング時に確認しましょう。
また、効果を最大限に得てなるべく早く脱毛を終わらせたいのなら、自己処理や肌のケアにも注意が必要です。
医療脱毛を検討している方はぜひ本記事の内容を参考に、効果的な医療脱毛をおこない理想の肌を手に入れてください。

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